院長先生必見! スタッフとの労務トラブルが起きやすいクリニック 7つの特徴
これまで労務トラブルについてブログでお伝えしてきました。患者さんのために日々奮闘する医療従事者の皆さん、今回はクリニックで起こりがちな労務トラブルをまとめた動画をアップしています!
スタッフとの労務トラブルが起きやすいクリニック 7つの特徴
①就業規則が無い
②求人に訴求力が無い
③採用面接を疎かにしている
④紙のタイムカードを使っている
⑤給与明細を個別に渡している
⑥ハラスメントの芽を放置している
⑦評価基準が曖昧
お心当たりはありますか?動画で詳しく解説しています!
1就業規則がない
労働基準法では従業員10人以上の事業所に就業規則の作成と労働基準監督署への届出が義務付けられていますが、10人未満のクリニックでもトラブル防止のため作成が推奨されます。
理由:
- スタッフとして良くない言動に根拠を示して指導するため。
- 給与や賞与の基準を明確化するため。
- 院長がスタッフに対して公平に対応するための指針に。
助成金活用について:ほとんどの助成金申請には就業規則の提出が必要なので検討されている場合は必ず就業規則を作成しましょう!
2求人に訴求力が無い
応募者が少ないと「少し気になる点があっても採用」となりがちです。特に有資格者は保険点数が取れますし、診療の幅が広がりますから、なんとしても採用したいですよね。しかし、入職後に「こんなはずでは…」となるケースも。もっと多くの応募者がいたら、もっと良い人を採用できたのではないか…?そのような事態にならないためにも、給与だけでなく、魅力的な求人原稿(画像や見出し)で応募者を増やしましょう!
3採用面接を疎かにしている
忙しい院長先生が診療の合間を縫って採用面接をするため、十分な時間を充てられない状況も多いと思います。人柄を見ず、スキルだけを見て採用してしまうと後々「こんな人だとは思わなかった…」となることも。面接は院長先生が一人だけで行うよりも信頼できる人に任せるまたは、スタッフを巻き込んで一緒に採用を考えるのも有効です。
4紙のタイムカードを使用している
他の動画でもお話していますが、紙のタイムカードは勤怠管理間違いの原因です。給与計算間違いの温床です。
紙のタイムカードをまだ使っていたら、システム化を検討しましょう!
こちらの動画もおすすめです↓
5給与明細を手渡しor個別に送信している
他のスタッフの明細を誤って渡してしまったら想像もしたくない大事故です!クラウドシステムなら渡す手間がなくなり、ミスも防げます。院長先生も神経をすり減らすストレスから解放されます!
6ハラスメントの芽を放置している
クリニックは同じメンバーで働く閉鎖的な環境です。ハラスメントの兆候(雰囲気悪化、きつい言動、孤立するスタッフなど)は早めの対策が必要です。また、ハラスメントを防止するために有効なのが就業規則の作成です。ハラスメントに当たることをしてはならないこと、反したら懲戒処分もあり得ることを周知しましょう。
それから、ハラスメントにはセクハラ、パワハラ、マタハラなどなど…種類があります。
何がハラスメントになるのか、ハラスメントにならないためにはどうしたらいいのかというのは、こちらの動画をご覧ください。先生ご自身もハラスメントにあたる言動を行ってしまってないかチェックしてみてください。
7 評価基準が曖昧
昇給や評価を「なんとなく」決めていませんか?客観的な基準があればいいのですが、「だいたいこんなもんじゃないか」とうような感覚で決めているクリニックさんが意外と多いです。そのままでは「私はこんなに頑張っているのになぜ給料が上がらないの?」「他の人のほうが給料高いんじゃないの?」などなど、スタッフの不安や不満が溜まります。明確な基準(勤続年数、スキル、役割など)を設けて公平性を確保しましょう!
以上、労務トラブルが起きやすいクリニックの特徴7選でした。
一つでも当てはまったら社会保険労務士に相談を!
LEO社会保険労務士オフィスでは、クリニックに対応した就業規則作成、勤怠システムのセットアップ、給与計算、労務相談を承っております。問い合わせフォームからご連絡をお待ちしております。
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